佐賀県での外壁塗装助成金について
外壁塗装をするためには足場を組み立てて、高圧洗浄で汚れをとり、古い塗装を落とし、サビをとるなどの前準備がかかせません。
汚れを落としてからは、下塗り、中塗り、上塗りと外壁に3回ほど塗装を行います。外壁塗装には通常2〜3週間ほどかかり、費用もかさみます。
しかし、外壁塗装の助成金という制度を使えば、塗装代を安くすませることも可能です。この記事では、助成金とは何か、佐賀県で使用できる助成金はあるのか、もし助成金を使用できない場合はどうすればよいのかについて解説します。
外壁塗装の助成金とは
外壁塗装の助成金とは、自治体が設けている制度で、指定された要件を満たした場合に一定の金銭的援助が受けられるもので、補助金という名前で設けている自治体もあります。外壁塗装の助成金には2種類があり「環境保護のため」と「地域の産業活性化を目的」に分けられます。
環境保護のための助成金制度
環境保護のための助成金制度は「省エネリフォーム」や「ヒートアイランド対策」という名前で設けられています。
たとえば、東京都杉並区の「エコ住宅促進助成」や千代田区の「令和4年度ヒートアイランド対策助成」などがあります。遮熱性塗料という室内温度の上昇を防ぐ外壁工事を対象とするケースが多いです。
地域の産業活性化を目的とした助成金制度
地域の産業活性化を目的とした助成金制度は、一般的な外壁塗装の際に利用できます。地域の産業振興が目的のため、以下の条件が必要となるケースが多いです。
・住んでいる地域の施工業者に依頼すること
・対象となる地域に住んでいること
・前年所得が〇〇万円以下であること
・工事にかかる費用が〇〇万円以上であること
・ほかの助成制度を併用しないこと
佐賀市では外壁塗装の助成金制度はない
残念ながら佐賀市では、外壁塗装に適用できる助成金は現在のところはありません。その代わりに、火災保険を使用することで外壁塗装代を節約することが可能です。
火災保険とは
加入時に火災保険について聞いていたけれどよく思い出せないという方も多いのではないでしょうか。
火災保険とは、火事や台風などの災害が発生したときに家財や家屋の破損について補償するというものです。災害が原因で外壁が破損して修理をした際に火災保険が利用できます。
火災保険は適用できる可能性が高い
火災保険という名前から、火災による災害が原因のときにだけ火災保険が使えるとかん違いしている方もいるのではないでしょうか。
現在販売されている火災保険の補償範囲は、落雷や水害、風災、爆発、予期せぬできごとによる突発的な破損も対象となっており、適応される範囲が非常に広くなっています。
外壁塗装は火災保険として適用できる範囲が広くなっているため、お得に工事をすることができます。
火災保険が適用される手順
火災保険を適用する際の手順については以下のとおりです。
1.保険証券の表に書かれている保険会社に電話する
2.保険申請する
3.支払い結果の通知が来る
4.保険金が支払われる
損害に気づいたのが遅く、写真や状況から災害が原因による損害かの判別ができない場合は、鑑定人が自宅まで調査にくるケースがあります。
火災保険手続きの注意点
ここからは、火災保険の申請を行う際に注意しておくポイントについて解説します。
申請書類は自分が作成するものもある
火災保険を申請する際は、工事見積書や事故状況報告書などを用意しておかなければなりません。
工事見積書は工事業者に出してもらえます。しかし、事故状況報告書は自分で作成しなければなりません。筆記式で細かい部分まで記入しなればならないため、自分で作成するのが難しい場合は専門業者を頼るのもおすすめです。
また、工事見積書を工事業者に依頼した場合に「修理一式○○万円」のような曖昧な表記を記入してくるところもあります。保険会社からやり直しを求められることが多い表記のため、書き直しを求めましょう。
被害から3年以内に申請する
外壁塗装に火災保険を適用する場合は、災害により外壁が破損したときから3年以内に申請する必要があります。
3年を過ぎてしまうと、外壁が破損したのが災害によるものか経年劣化によるものかが判別しづらくなってしまいます。そのため、申請の手続きは、被害にあったら忘れないうちに速やかに行ったほうが賢明です。
まとめ
外壁塗装を行う際に適用できるお得な制度について解説しました。自治体が設けている外壁塗装の助成金制度は、自治体に住んでいる方であれば比較的使用しやすいものです。
しかし、佐賀市では2022年現在は残念ながら外壁塗装の助成金は使用することはできません。その代わりに火災保険を外壁塗装に使用することは可能です。
火災保険の補償範囲は広いため、一度ご家庭で契約している補償内容を確認することをおすすめします。火災保険をうまく利用してお得に外壁塗装を行いましょう。